顎関節症には、顎関節周辺に痛みがある、口が大きく開かない、顎関節のあたりで音がするといった特徴的な症状があります。また、これらの症状以外に肩こり、偏頭痛をはじめとする不定愁訴が起こる場合もあります。
顎関節は、下顎の付け根にあります。耳の前を触って、口を開け閉めしてみてください。
関節が動いているのがわかりますか? これが顎関節です。痛みを感じているのはここと、正しく指せるようならば、顎関節症の可能性は高いと考えられます。


また、こめかみや頬のあたりが痛むこともあります。これは、顎関節周辺の、側頭筋、咬筋、胸鎖乳突筋、第二腹筋、外側翼突筋、内側翼突筋といった筋肉の痛みです。


口を開けたときに、指を縦に3本入れることができますか? 顎関節症では、口が開きにくい、口を大きく開けられない、急に口が開かなくなったなどと感じることがあります。目安として、指3本が縦に入れば、大丈夫。痛みを伴う場合もありますが、痛みがない場合もあります。
片方の顎関節がロックされてしまった場合には、まっすぐに口を開けられなくなったり、動きが悪くなってしまったりします。


食事をしているときや、話をしているとき、あくびや大きく口を開いたときに、顎関節のあたりでゴリゴリ、コキコキ、ミシミシといった音がすることがあります。これも、顎関節症の症状のひとつです。
音の種類により、顎関節の状況は異なります。顎関節は耳のそばにありますので、関節の音を一番感じるのは本人です。音が気になったら、顎関節の状況を検査して、まずは音の原因をはっきりさせましょう。
顎関節の異常は、不定愁訴として現れることがあります。他の科を受診しても、長年原因がわからず、症状が改善されない、以下のような症状はありませんか? もしかしたら、顎関節症が原因かもしれません。 くわしくは、不定愁訴にお悩みの方へ をご覧ください。
“症状”と“徴候”は明らかに別のものです。たとえば、問題があるのは左の顎関節でも、それを補うために負担がかかる右の顎関節に症状が出ることがあります。受診される際は、日頃から感じられている“症状”をおきかせください。当院では、視診、問診、触診、聴診、X線診、咬合診などを総合して、“徴候”を判断いたします。