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片頭痛でお悩みの方へ

片頭痛でお悩みの方へ ( 症状と徴候)

片頭痛で苦しむ女性の画像

「片頭痛外来」と呼ばれるものが、最近はたくさんできています。
しかし、頭痛の原因は頭の外側か内側かによって異なり、もし外側なら、それは「咀嚼筋痛」または「咀嚼筋の関連痛」が疑われ、歯科で治療すべき内容です(もし内側なら神経内科となります)。

そして、片頭痛の多くはこの咀嚼筋によるものなのです。

<ハードスプリントかソフトスプリントか>

世の中の多くは診査診断をする事なくハードスプリントを使用している歯科医院が多く見られます。

当院では、まず保険診療内で「鑑別診断」を行います。

症状に応じてバランス良く調整されたソフトスプリント(安定位型)と呼ばれるマウスピースを着用していただき、症状がどのように変化するかを確認し、原因を診断します。

<鑑別診断とは>

そもそも鑑別とは、鑑定して見分けること(雌雄)

では、鑑別診断とは、何と何を見分けるために診断するのか?

 

・咬合が顎関節症状と関係があるか否か?

・症状が顎関節症と関係あるか否か?

・顎関節症が重症であるか否か?

 

その後、保険診療内でできる治療を行います(これで9割程度の方は症状が取れてきます)。

症状を取るのでご自分でリハビリ(西川式)により対応できますし、症状を取りきれない場合にはマニピレーション(西川式手技)により対応できます。

しかし、大事なのは「原因を取り除く」ことです。

必要に応じて症状が軽減した位置で咬合診断などを行い、より対応が必要な場合には原因除去治療をご提案します。

当院には本当に苦しんでいる方がたくさんいらしており、治療後に笑顔でお帰りになる姿を見られることが、当院の励みと誇り生きがいなのです。

片頭痛の方の例

ある頭痛持ちの主婦の方のお話です。

近所の雑貨店でパートをされていた方でしたが、20代になってから時々頭痛がするようになり、目の奥あたりが痛み、だいたいは左側だったそうです。頻度は月に一度程度でしたが、そのうちひどい時には三日ぐらい続くようになり、市販の痛み止めが効かなかったようです。

そうして他院から紹介されて当院へお見えになりました。よく聞いてみると頭痛の時、顎の付け根のあたりも痛いとのこと。ご本人は片頭痛と思っていましたが、明らかに顎関節症でした。

片頭痛と言ってもいろいろ

片頭痛の原因はいろいろあります。

命に関わる病気、例えば脳血管障害やくも膜下出血、脳腫瘍などの場合は、すぐに検査を受けて処置をする必要があります。女性の場合は生理周期と関係がある場合もあります。それ以外については、ストレスや気圧、睡眠、また食べ物が原因ではと巷では言われていますが、解明されていない部分が多く、言い切ることはできないというのが本当のところです。

しかし、顎関節症は原理もだいぶ解明されており、明らかに治療することができるもので、しかも多くの方が抱えている悩みに相当します。

顎関節が片頭痛の原因になる場合があるとは知らずに悩んでいる方が、もし、顎関節症を知っていれば、「これだ!」と気づかれる方が増えるのではないかと思っています。

片頭痛でお悩みでしたら、ぜひ重症化する前に一度顎関節症を疑ってみてください。

顎関節症についてはこちら

顎関節症は保険診療で治せます

顎関節症は、保険診療で約9割の患者さんを治療することができます。

当院では、まず保険診療で診察・治療を行い、どうしても重症の方のみ自費診療になります。

もちろん、その場合はきちんとご説明をし、ご安心いただけるよう配慮しております。

片頭痛や顎関節症でお悩みの方は、お気軽にお問合せください。