根管治療・歯内療法
根管治療は歯内治療ともいい、歯の根っこの治療です。
虫歯になった歯を抜かずに、自分の歯を残すことができるかどうかは、この根管治療にかかっています。
根管治療とは
虫歯はエナメル質、象牙質、歯髄の順番で進行していきます。歯髄まで虫歯が進行すると、神経をとならないといけなくなります。ここで、根管を形成し、繰り返し消毒、薬剤をつめる根管治療をきちんとおこなうことで、神経をとっても、歯を抜かずに自分の歯でかみ続けることができます。
根管治療では、歯の根っこの先(根尖)までかたちをつくって消毒しますので、大変細かい作業が必要になります。
当院では、根管治療の際に拡大鏡、ニッケルチタンファイルやマイクロスコープを使用しています。
歯の上部から順に治療していきます
当院では、根管治療の手法のひとつ、クラウンダウン法を採用しています。
クラウンダウン法では、ロータリーファイルという器具を使用します。神経をとるとき、または感染した根管に対して、歯の上部にもっとも大きなサイズのもの、そこから順番に小さなサイズのロータリーファイルに切り替え、漏斗状に根管をつくっていきます。
その後、根幹治療専用の機器を用いて根管充填をしています。
根管治療にも使う超音波スケーラー
![スプラソンP-MAX+](../../image/contents/root-treatment002.jpg)
![根管治療にも用いる超音波スケーラー](../../image/contents/root-treatment003.jpg)
根管を拡大・形成する治療機器
![歯科用根管拡大装置 Xスマート](../../image/contents/root-treatment004.jpg)
根管治療後の感染防止用の抗生物質
![根管洗浄剤 BioPure MATD](../../image/contents/root-treatment005.jpg)
根管に大きな破損があった場合に用いる歯科用セメント
![根管に大きな破損があった場合に用いる歯科用セメント](https://www.nishikawa-dent.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/root-treatment008.jpg)
根管治療の治療例
歯の根っこの先は、歯を抜いてみないとどこまであるのか確認することができません。根管治療では、できるだけ、歯の根っこの先と、治療でつくる根管の先の誤差が少なくなるよう、慎重に治療を進めます。
治療例
![根管治療の治療例](../../image/contents/root-treatment009.jpg)
治療前
![根管治療の治療例](../../image/contents/root-treatment010.jpg)
治療後
治療の目安(保険診療)
- 通院回数/治療期間
- 月2回~6回/2週間~2か月 ※個人差があります
- 副作用
リスク - 根の先まで薬をつめる処置が最後まで行われないと、後々歯髄が化膿する場合があります。
(根幹治療専用の機器を用いて、最後まで慎重に処理を行います。)